
フリーマガジン「ROUGH DESSIN CLUB vol.4」でWEBとの連動企画として生まれた謎解きシリーズ第1弾「ラフデッサン倶楽部殺人事件」。2ヶ月半という開催期間の長さに反比例するように、謎を解いてストーリーを進めていけたプレイヤーの数は少なく、全問正解者はたったの1名だけという結果。
志半ばに断念したプレイヤーの「続きが気になる〜!」という声にお応えして「ラフデッサン倶楽部殺人事件」全ストーリーを公開します。謎解きはできませんが、ストーリーをお楽しみください★
12月10日午後。 日曜日の誰もいないラフデッサン東京事務局で事件は起きた。 警視庁の刑事であるアナタはすぐさま捜査に乗り出した。 被害者はラフデッサン倶楽部学生記者の「アンザイ」。胸部をハサミでさされ、出血多量で死亡。太ももにも斑点のような傷跡。凶器であるハサミは事務所の備品であることから、突発的殺人の可能性も否めない。事務局内をよくよく調べてみると、パソコンが起動しており、「アンザイ」のブログにダイイングメッセージのようなモノ が残されていた…。 scene.2 【アンザイブログ】 25953324 scene.3 【ころすけブログ】 アンザイを殺したのは私です。いや、私じゃない?うん?やっぱり私かなあ。確かにアンザイのあのどっちつかずのボケは正直ウザいと思う。だけどそんなことぐらいで人って殺せるもの??誰か教えて。やっぱり私がやったの?何にも覚えてないの。胸部をハサミで??私がしたのは彼が寝てるときにシャーペンの芯を太ももに刺したことがあるぐらいだよ?ハサミは私じゃない!そう!やっぱり私じゃない!アンザイとつきあってたけど私じゃないの〜!でもきっと警察は私のところに来る。逃げなくちゃ!何でか分からないけど逃げなくちゃ!
12月11日未明。 ラフデッサン東京事務局女子トイレで第2の殺人が起きた。被害者はラフデッサン倶楽部記者の「ころすけ」。「アンザイ」と同じく、胸部をハサミで刺され、出血多量で死亡。「ころすけ」の上着の内ポケットに犯人を指し示す手紙のようなものが入っており、重要証拠品として回収。手紙の内容は以下のとおりである。 私は逃げたの。何でか分からないけど逃げたの。でーもー!私はずぇーーーったいに犯人ではないっっ!私がやったのは太ももだけです、刑事さん。その証拠に私は犯人を知ってるの。10日の日、私はアンザイが殺されるのを見たんです。日曜にラフデでアンザイとあいびきする予定だったから。顔はよく見えなかったんだけど、しゃべってたことを聞いたの!何人かいたんだけどそのうちのひとりが、「WEBに戻って報告だ」って。何のことかよく分からなかったけど、多分犯人グループのアジトだと思う☆ ってあれ?刑事さんにこのこと伝えて保護してもらっとけば、私死ななくてもよかったんじゃない?? ころすけ一生の不覚かもっっ!ってもう遅いけどね☆私のバカ♪ 328 328?326(ミツル)みたいなものか?あまり関係はなさそうだ。手紙の内容からして、『WEB』っていうのがアジトを指しているとみて間違いはなさそうだ。とにかくまずはアジトを見つけ出そう! scene.5 犯人グループのアジトに辿り着いたアナタだったが、時すでに遅し。犯人グループは姿を消しており、残されていたのは店のマスターだけだった。マスターに聞き込みをしたところ、アナタは1枚の紙切れを渡された。その紙には走り書きでこうあった。 『ミスター→エレン→マイケル→ゆみ→かなめ博士 どこかに秘密の抜け穴が…』 どういうことだ?抜け穴とは??実際に回って探してみるしかなさそうだ。
秘密の抜け穴を見つけたアナタはいまにも崩れ落ちそうな壁一面ヒビだらけの薄汚れた部屋に辿り着いた。家具も何もない完全無機質な部屋の片隅に、アナタはとあるものを見つけた。メモリースティックだ。早速データを開いてみると、 『犯人1:π、710−711−712、キーワードは●』 と、テキストで入力されていた。パイ?710ひく711ひく712?なんだこれ?ともかく、これが犯人グループのうちのひとりを指していることは間違いなさそうだ。この暗号を解読するしかない。 scene.7 【犯人1メッセージ】 そうよ。私が犯人。アンザイは彼女と会うみたいだったわ。無防備でホント楽勝だった。ころすけも救いようのないおバカだったし、今回の仕事は完璧だったはずなのよ。 なのにアナタ…やるわね。私は逃げも隠れもしないわ。さあ、逮捕なさい。でも私以外にも犯人はあと5人いるの。いくらアナタでも絶対につかまえられないわ。探しあぐねてるうちに時効成立、チャンチャン♪って結末がみえるわぁ☆アハハハハハハ♪ え?ヒント?私がボロを出すとでも思ってるの?出すわけないでしょう。間違ってもアナタに仲間を売ることはしないわ。え?タッキーの生ポラくれるのっ?? ………。 私がよく知ってる犯人のひとりはラフデッサンの加盟店が好きで、よく加盟店まわりをしていたわ。その犯人のキー ワードは『T』よ。その前にまずここに行ってみるといいわ。
犯人1を逮捕したアナタが、指示されて向かった先は有名な写真家の個展会場。いろんな写真が飾られている。 「ん〜、いい絵だ。」と捜査を忘れて写真に見入っていたアナタだったが、ある3枚の写真を前にふと我に還る。そこにある横並びの写真はあきらかに他の写真と違っている。ヒントなのか??あれ?右の写真の横に何か書いてあるっ!なになに、『の店の花に囲まれた人』。 ………。 どういうことだ?でもこれが次の犯人へと続く道であることは確かなんだ!この謎を解かなければ!! scene.9 【犯人2ブログ】 2人目の犯人を追い詰めたアナタを待っていたのは、3人目の犠牲であった。リビングで首を吊り、犯人2は自殺していた。しかし、犯人2の顔は無念の表情どころか、満面の笑みを浮かべている。どういうことだ?もはや凶器の沙汰か?本当に死んでいるとは思えない。アナタは犯人2を床に降ろしたが、何とも幸せそうな表情だ。ふとアナタは犯人2のポケットに何かあることに気がついた。手紙だ!その手紙は犯人の遺書ではなく、何者からか送られたものだった。 「私は『フリーマガジンのTL』。私はあなたが罪を犯しているところを見ました。5人いましたね。全員の顔まで見た わけじゃないけど、あなたの顔は、スーパーでよく見かけていたからすぐに気付きました。もうひとり知っている人が いました。警察にはまだ言ってません。お願いです。自首してください。本当は会って直接言うのがいいんだろうけ ど、さすがに怖くて会えません。もし自首してくれないなら、私が警察に言います。必ず自首してください。 印 」 何と!事件の目撃者からの自首勧告書だった!“印”とあるが、印鑑は押されていない。というか今の時代に、こんなにも正義感にあふれた人がいたなんて!! そうか、これを見た犯人は自首しなくてもいずれ警察がここにくることが分かっていた。当然仲間を売るなんてことは考えない。警察に24時間尋問され続けてもなお仲間を守る自信がなかったんだろう。 なんて痛ましい事件なんだ。アナタが犯人を追ったことで犠牲者が増えた。これは紛れもない事実だ。 しかし、後戻りはできない。犯人グループを一人残さず捕まえない限り、この事件は解決しない!とにかく、『フリーマガジンのTL』を探して話を聞かなければ!
目撃者を探し当てたアナタは3人目の犯人へと続く証言を聞くことに成功した。犯人3は金に困っていて、いつもバイト探しをしていたらしい。バイト紹介所でよく犯人3をみかけていたそうだ。今もいるかどうかは分からないが、手がかりはこれしかない。犯人へとつながると信じ、いってみよう!ちなみに犯人3はすれ違うときいつも「キーワードは『Y』」とつぶやいていたそうだ。 scene.11 アルバイト紹介所にやってきたアナタは、責任者に話を聞くことにした。犯人3の似顔絵をみせたところ、「あ〜、知ってるよ。よくきとったからのう。じゃが、その人の担当がここをすでに退職してしまっとるんじゃ。担当に聞けば、名前がわかるかも知れん。担当は、『めし田・とおる・サンボ』の3人じゃ。」 見えてきたぞ!!犯人3の確保まであと少し!犯人2のようなことがあっては決してならない!急ぐんだ!! scene.12 【めし田・とおる・サンボメッセージ】 あー、その人知ってるよ。たしか紹介所で働いてた時に、バイト探しによく来てたっけなあ。名前?うーん、たしか、、、『●』がついたような…。ごめんなさい。これしか覚えてないっす。
【犯人3メッセージ】 よくここまで辿り着きましたね。その通りです。私が犯人のひとりです。 他の犯人が捕まっていくのをニュースで見てました。アナタはなかなか優秀な方ね。きっと来られると思ってましたよ。私で3人目でしょ? アソコは見てないのかしら?私たちのアジトに、ある犯人へと辿り着くヒントがあるはずよ。 仲間を売る?そういうことじゃないわ。ここまでくると見てみたくなったの。アナタとうちのボスとの対決をね♪ボスに辿り着けることを楽しみにしているわ。 scene.14 アジトに戻ったアナタは、ある写真とメモを見つけた。 「写真に関係している、ある男を処分してほしい。いつが俺たちの仲間をサツにチクるかも知れねえ。そうなる前に早く処分するんだ。詳細はあとで連絡する。ここがサツにバレた。もうアジトには戻れねえ。あとは頼んだぞ。」 誰が誰に宛てたものなのか?分からないが猶予はなさそうだ。写真に関係している男を探し出して保護しなければ! scene.15 【グルマン・佐藤メッセージ】 うわぁ!助けに来てくれたんですねー!僕はいつやられちゃうんだろうってビクビクしてましたぁー。でももう心配する必要、な・い・ん・で・す・ね☆だって刑事さん来てくれたから〜!犯人?あぁ…、やっぱり言わなくちゃいけないんですよね?僕は何度も自首しろって言ったんです。なのに聞いてくれなくて。それどころかあんまり言うと殺すぞ!って…。怖くて怖くて…。 は、犯人は………、犯人は僕の彼女なんです。ごめんなさい。これだけしか言えません。あとは探してみてください。キーワード?あぁ、あれかな?たしか『M』って意味不明のことを前に言ってた気が…。すいません、もうカンベンしてください。 scene.16 【犯人4メッセージ】 彼が私のことをしゃべったの?まさかあいつが口を割るなんて思わなかった。つきあってたし、信じてたのに…。とうとう最後まで分かり合えなかったみたいね、彼とは。 もういいわ。素直に捕まってあげる。アナタが相手でよかったわ。かなりのスリルを味わえた。だって彼といてもスリルも刺激もなかったから。だから、この捕まるか逃げ切れるかのゲームは本当に楽しかったわよ♪ 私たちのボス?教えるわけないじゃない。バカじゃないの、あんた。でも最後の実行犯のヒントなら教えてあげてもいいわよ☆ここにいってみなさい。キーワードは『O』よ。 彼は実行犯の中でも最も頭がキレるの。仲間の私でもうかつには信じられないやつよ。まぁ、ここまで来たあんたもだまされるほどバカではないか♪
犯人4に促されるままに辿り着いたのはある路地裏。薄暗く、そして気味が悪い。さすがに誰も近付かなそうな場所だ。壁を調べてみると、落書きのようなものがスプレーで記されていた。 『[spain/byebye]−[babel/erech/calneh]−1100』 これが5人目の犯人へとつながる暗号なのか?さっぱり意味が分からん。英語が苦手のアナタは書かれている字を読むことすらおぼつかない。しかし、断じてあきらめるわけにはいかない!もう最後の最後まで来ているんだ!絶対に犯人グループを全員捕まえてやる!! scene.18 【犯人5メッセージ】 やっときたか。待ちくたびれたぞ。だが、ここまで来れたことはさすがとでも言っておこうか。俺が5人目の実行犯だ。 俺たちのボス?あー、手がかりがほしいのか?よかろう、くれてやるよ。この画面をみてみろよ、この手がかりをお前さんにくれてやる。キーワードは『U』だ。
犯人5にパソコンの画面を見せられたアナタ。そこに映し出されていたのは変な文字?暗号?ん?これが手がかりだというが、いったいこれは何を表しているのだろう?どっちにしても解明するしか道はない。 これまでだってそうだった。ここぞの場面で何とかしてきたのがアナタだった。 ここもやるしかない!やつらのボスはもうすぐそこにいるんだ!手を伸ばせば届くところまで来ているんだ!! scene.20 【犯人Xメッセージ】 とうとうやってきたか。ふふふ。これがお前さんの出した結論だな?ファイナルアンサー? … そうか、ならば私を逮捕するがいい。最後のキーワードは『K』だ。ふふふふふふふ。
I must be off now. 私こそが中心の人物であり、全てを操作していた黒幕だ。ここまできたなら、私を捕まえてみるがいい。 私は1.84だ。待っているぞ、ふははははは。 scene.22 【犯人ボスメッセージ】 俺のところへ来たか。ふははははは。やるじゃないか。まさか本当に探し出すとはな。敵ながら見事だ。そう、全ては俺の指示で行なわれたこと。 動機? アンザイがあまりにもつまらないボケをするからだ。それだけのことだ。しかし、そのせいで私の仕事ははかどらなくなり多大なる被害をこうむった。加害者は私ではない。アンザイこそが加害者なのだ。ころすけは正直想定外だった。何をしでかすか分からなかった。だから殺した。 動機はそれだけのことだったが、お前もそれなりに捜査を楽しんでいたんじゃないのか?ふははははは。最後のキーワードはお前が私に辿り着いた言葉の頭文字だ。
警視庁に戻ってきたアナタは、上司に事件を報告することにした。 こうして、何とも言えない不可解な事件は解決の目をみたのだった………。 →謎解きシリーズ第2弾「審判の日」 |
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