★第6回京都学生祭典
今年の京都学生祭典は10月11日(土)、12日(日)に行われます。
この祭典、去年は二日間合計で21万5500人もの来場者がありました。しかもそれは全て学生がプロデュースしたものです。具体的には企画立案から協賛活動、広報活動、警備、運営等とバックボーンに関わるところから学生が動かしているのです。
また1日目の音楽会、2日目のパレード・おどりコンテスト・Grand Finaleにいたるまでの演技もその多くは学生が行います。
■あなたはお祭りは好きですか?そしてお祭りといえば何をイメージしますか?
あの屋台が立ち並び、浴衣の人たちが下駄の音を鳴らしながら行きかう。
普段は静かな町や神社がその日の夜になると一気に賑やかさを帯びる。
知り合いに会ったり、近所のおじさんと久しぶりに話をしたり、様々な年代の人が体に触れるほどに集まる。
■では、ここであなたはこんなお祭りをご存知ですか?
大学生が主催し、二日かけて街全体をその舞台にする。
このお祭りが5年前に京都で起こりました。
「京都学生祭典」です。
今回はこのイントロを含め、計4回にわたって京都学生祭典の様々な魅力をラフデッサンらしいかたちでお伝えしていきます。今までのお祭りとは違う、そして年々進化し続けるこの祭典だからこその新しい発見がその年毎にあります。なので、知らなかった人ももうすでに知っている人も一緒に、まだ見ぬ“今年の”京都学生祭典について触れていきましょう!
★第6回京都学生祭典
今年の京都学生祭典は10月11日(土)、12日(日)に行われます。
この祭典、去年は二日間合計で21万5500人もの来場者がありました。しかもそれは全て学生がプロデュースしたものです。具体的には企画立案から協賛活動、広報活動、警備、運営等とバックボーンに関わるところから学生が動かしているのです。
また1日目の音楽会、2日目のパレード・おどりコンテスト・Grand Finaleにいたるまでの演技もその多くは学生が行います。
このようにして京都の街を“学生による” 祭り一色に染め上げて、年代を越えて訪れた観客や地域の人々といった多くの人々とつながっていこうとするのが京都学生祭典です。
ちなみに、“学生による”の学生とは、京都の大学生だけを指すのではありません。全国各地からこの祭りを盛り上げようとする学生が集まり成り立っているのです。
すでに少し紹介しましたが、1日目の11日は京都駅ビル、新風館で音楽をテーマにした企画を中心に行われます。
2日目、12日は平安神宮境内、岡崎公園・平安神宮周辺に会場を移し、Opening paradeから全国おどりコンテスト、縁日や灯り祭、そしてGrand Finaleと1日目とは違ったテイストの企画が盛りだくさんです。
音楽やおどりなどに加え、地域の人や文化とふれあう企画も用意されており、学生が興味のあることづくしの二日間はスタッフが学生だからこそ。同じ学生がつくるおもしろさがある、これが京都学生祭典ならではの大きな魅力の一つなのではないでしょうか。この二日間は秋の京都に人の熱気が飛び交います。
なにしろたった二日間に様々なイベントが詰め込まれていますので、今回は第6回学生祭典におけるラフデッサンおすすめの企画を3つ+αにしぼりキーワードで紹介していこうと思います!

京炎みこしは、昨年2007年に京都の新たな伝統であり新たなシンボルとなるべくしてこの学生祭典のために創作されました。2日目の「JINGU Opening Parade」にて登場。
京炎の京とは、その字のごとく京都を表し、そこに生まれる学生の燃えるような熱い想いを炎とたとえてこの名前がつけられました。この祭典が学生たちによる“競演”の場であり、またそれはスタッフを含め集った学生全員による“共演”の場である、ということもその言葉は暗に意味しています。
ちなみに御輿とは本来より、人々の想いや願いを乗せて運ぶものといわれています。
そんな京炎みこしが登場するのは2日目のオープニングイベントである「JINGU Opening Parade」にて。
昨年のパレードを受け継ぎ、今年は開幕早々に音楽や踊り、特に京都学生祭典オリジナルの演舞「京炎 そでふれ!」とあわせてこの京炎みこしが平安神宮大鳥居前から平安神宮応天門前にかけての神宮道、全長約1.2kmを練り歩きます。
祭典二日目の幕開けを大いに盛り上げるこのパレードは必見です。
またぜひ注目していただきたいのは京炎みこしそのものです。この学生祭典、二日にわたって様々な音楽や踊りといった感性で感じる“モノ”が多い中、この京炎みこしは明らかに実態が存在する創作物、つまりは触れることができる“物”なのです。
京都三大祭の一つ祇園祭に登場する鉾や山笠のように、お祭りという行事の中ににぎやかな盛り上がりと共に存在するのはその静寂な芸術美であると筆者は考えています。京都学生祭典にもそんな芸術美がいくつか存在しており、中でもこの京炎みこしには、京都の伝統工芸「西陣織」をはじめ、漆塗りや和紙などを用いた京都らしく上品な装飾が施されています。
それら全ては地元・地域の職人の方々の指導のなか、実行委員の手によって仕上げられたものです。相反する静と動、これらが揃ってこその「京炎みこし」なのです。
たくさんの人々の想いを引き継ぎ、華彩に飾られた御輿とそれを一気に担いで歩き回るこのパレードを同じ学生たちはどのように私達に見せてくれるのか。実際にその日京炎みこしはどのように私達を魅せてくれるのか。あえて何度も言いますが、必見です。

Kyoto Student Music Award略してKSMA。1日目に行われる音楽コンテスト。
京都=音楽をイメージできますか?
京都は古くからサブカルチャーの発信地として存在していました。JAZZやポップス、それこそインディーズミュージックは京都発のものが多数あります。例えばつじあやのやくるりといったアーティストもそうです。
そしてこの京都学生祭典、本当にこういうサブカルといったものがお好き。祭典とノリが合うからでしょうか、やっぱり楽しいこと好きな人たちが実行委員には集まっているからでしょうか。いやもしかしたら、京都自体が隠れサブカル街なのかも。
しかしサブカルチャーも正当な文化の一つ、それを大きくブームに広げて発信していこうとしたこの「KSMA」で行われることは、全国学生音楽アーティストによる音楽コンテストなのです。
そしてそのグランプリアーティストには音楽プロダクションによりプロデビューへのバックアップがされるという、壮大なもの。
さあさぁ、話が大きくなってきましたよ!しかしこれも学生祭典だからこそ、学生が大きく活躍する場であるからこそです。目の前でプロのタマゴがうまれる瞬間にあなたはそのとき出くわすのです。
北は北海道南は沖縄、前回は300を超えるエントリー、上位進出確率にして3%!
さて、今年のKSMAはいったいどうなってしまうのか!果たしてどのアーティストが栄冠を手にするのか!!音楽を介して学生による日本全国を巻き込んだ熱いバトルがぁ、今月11日にぃ、京都駅ビルの地でぇ、あ、行われるぅぅぅ!!!!

世代を超えたノンジャンル・ダンスコンテスト「京炎そでふれ!」
さて、ひとり盛り上がってきましたがそれはさておき。しかしこの「京炎そでふれ!」という企画、その迫力はまったく引け劣りません。
この学生祭典には二つのコンテストがあります。
ひとつは先に紹介したKSMA、そしてそれに対をなすのがこの「京炎そでふれ!」です。そう、対をなすのです。ということは、本当に盛り上がってしまうということです。やっほーーーーーい!!
さてさて、しかしこの「京炎そでふれ!」、実はあなたも参加できるということをご存知でしたか?もちろん参加といっても舞台にあがるのは全国から集まったおどりの団体たち。そしてその団体も年齢・国籍なんてものは一切不問。しかもあらゆるジャンルのおどりが平安神宮道・その周辺に設置された9つのステージで繰り広げられるのです。もちろんコンテストですのでどの団体も優勝目指して、それこそ汗と涙飛び交う熱いステージになることは確実です。
おどりとは不思議なものです。だって、見ているだけでひとりでに体が動いてしまうから。だったらあなたも踊ればいいじゃないですか。
そう、踊ればいいんです!
それが参加できるということ。ステージはそこにいるみんなでつくるもの、はいこれはどこぞやの受け売りですが、楽しい気分になってきたならあなたも踊ればいいんです!踊り方がわからない?そんなこと関係ありません、見よう見まね、下手なら下手でいいんです!!これが「京炎そでふれ!」の大きな魅力なのです!
3つのキーワード、いかがでしたか。
参加する人もスタッフも、訪れる人も。学生も老若男女も国籍も全部ひっくるめてみんなが楽しめたらいい。そしてそれを京都から発信しよう。それが京都学生祭典なのです。
では最後に、今年の京都学生祭典が力をいれているコトを紹介します。
今、世界で大きくとりあげられ、メディアにあがらない日はないほどよく目にするようになったワードがあります。「エコ」です。京都は1997年に行われた地球温暖化防止会議の開催都市でもあり、またそこでの“京都議定書”という言葉は環境、特に温暖化問題の話において欠かせないものです。
それほど早くから環境問題に取り組んできたこの京都の地で、この京都学生祭典が環境のためにできることはなにか。これは委員会の新たな取り組みでもありました。
学生の自分たちができることが、学生の自分たちだからこそ発信できるものがなにかあるはずだ。
そこで、2008年環境元年である第6回の学生祭典から「KYO-SENSE」プロジェクトが発足しました。このプロジェクトによって具体的に行われることは、リユース食器(洗い皿)導入によるゴミの削減、ゴミの分別、打ち水の実施などです。リユース食器は去年からすでに導入されており、一昨年に出たゴミの量を半分に抑えることに成功しています。
実行委員の一人、副実行委員長を務める岡さんに話を聞くと、「実際に取り組んでみないとわからない。実際に取り組んでみて初めて環境問題ということが身近なものであると実感するし、学生からでもとりくめることがある。もっと多くの学生にも参加して感じてもらいたい。これが今年の学生祭典で力をいれていることなので是非紹介して欲しい。」ということでした。
しかし確かに深刻な問題になりつつある環境問題でも、岡さんはじめ実行委員のスタッフは楽しんでエコに取り組んでいます。多くの大学生が集まる実行委員だからこそいろいろな出会いもあって、会話もはずんで、その中でみんな一緒に打ち水をする。それはつまりエコとはもっと身近にそして手軽にはじめられることであるということなのではないでしょうか。そんな側面もこの京都学生祭典の醍醐味の一つです。みんなではじめるエコをこの京都学生祭典をきっかけにして取り組んでみるのもいいですね。
今までのお祭りとは違う、そして年々進化し続けるからこそ新しい発見がその年毎にある、それが京都学生祭典なのです。2008年も、この10月の二日間、秋の京都には多くの熱気が飛び交います。