ウェブマガジンTOP >STAR PLAYER >2006年12月19日
STAR PLAYER

F1への階段を駆け上がれ!!

F1という夢に向かって

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ラフデッサン倶楽部創刊号で取材した阿部選手。 3月から10月にわたって行われたARTA projectが主催するARTA challenge2006シリーズに参戦した。第4戦では見事優勝を飾った。しかしその後は不本意な結果に終わり、シリーズランキングは5位に終わった。大学とカートレースという忙しさの中で、それでも彼をF1の世界へと引き込むモノとはいったい何なのか。F1レーサーを目指す現役大学生のカートドライバー阿部光のその後を追った。


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シリーズを振り返って
―己のスタイルを貫きたい―

2006年ARTAカート選手権。
F1レーサーにもっとも近い大学生と言われながらも、 力を出しきれずに5位に甘んじた阿部選手。
「総合成績が5位だったことはもちろん、何より自分のレースが出来なかったことを悔やんでいます。しかも前回の全日本カート選手権と同じ順位。成長していないってことですね。」
レースでは戦略やセオリーを優先するのではなく、気持ちや意識を大切にするスタイルの阿部選手。切磋琢磨を共にするライバルたちに“気持ちの弱さ”をうかがわれたら一気につけこまれてしまう。レースの世界がいかに厳しいものかを阿部選手は十分に知っている。 しかし今回はシリーズ参戦を急遽決定したことからの準備不足。“気持ちや意識”はもちろん、チームスタッフとの打ち合わせやマシンのメンテナンスなど、シリーズに臨む体制が整っていなかったようだ。



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シリーズから学んだもの
―スポンサーの大切さ―


多くのスポーツ選手が反省点ばかりを語るのに対し、阿部選手は今回のシリーズで成長した点を多く語ってくれた。その一つに、ARTAのアドバイザーから学んだことがあるという。
「ARTAには有名なアドバイザーがたくさんいます。その人たちからのアドバイスを吸収することで、レースに対する考え方が変わったり視野が広がったりしました。例えば、レース中のスタッフとの会話は英語で行うんですよ。そのこともあって、これまではトレーニングをして英語の勉強をして・・・といったレースで走ることばかりに関心を持っていました。けれどARTAのアドバイザーからは、スポンサーやメディアへの対応など、走ること以外への対応の大切さを教わりました。」
スポンサーやメディアへの対応はレーサーにとって一つの生命線であることを皆さんはご存知だろうか?カートレースと言えども1レースにかかる費用は約50万円。いかにスポンサーの存在がレーサーを支えているか、その重要さを阿部選手は肌で感じている。



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キャンパスライフ

大学に入学して早9ヶ月。
大学生としての悩みも結局は“レース”のことに繋がってしまうんだとか。
「まだ1年生だけど、就職について考えることが前に比べて多くなりました。周りの友達が就職どうする?って話をよくしてるんですけど、僕にとって就職っていうのはレースで走ることだから、今でも毎日が就職活動のようなものなんですよね。だからシーズン中も先のことを考えて、1レース1レースを大切に走るようになりました。」
そう語る阿部選手は、大学でマネージメントの勉強を専攻している。
「今年からメリタス(阿部選手が委託社員として働くレーシングショップ)と共にジュニアドライバーの育成を行なっていますが、去年まで独自でやっていたものに比べると規模も大きくなりました。でも集客のためには資金もかかるし・・・。ということでマネージメントのことを考えるようになったんです。大学生として、レーサーとして、悩みは多いんですけど今はとても充実してます。大学でも友達とうまくやれてます。でもメリタスで働いている時や、レースに携わっている時はもっと楽しいです。」



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未来を見据えて

現在、阿部選手はARTA projectでたくさんのことを学んでいるという。その阿部選手だが、来年は鈴鹿レーシングスクール(SRS-F)への入校が決定している。佐藤琢磨や山本左近ら日本を代表するトップレーサーが技を磨いた場所でもあるSRS-Fで、技術を磨き、再来年のフォーミュラレース参戦を狙う。 そこでもし鈴鹿SRS-Fをトップの成績で卒業するとなればFCJ(フォーミュラチャレンジジャパン)へのステップアップが約束される。さらに、FCJでトップ争いが出来れば、F3のシートやGT(ツーリングカー選手権)のシートをもらえる可能性がある。 そのため2007年は阿部選手の人生を大きく変えるシーズンになるかもしれないのだ。 人生の分岐点ともなり得るSRS-F入校に向けて、阿部選手は資金集めに余念がない。



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☆フォーミュラのレースでは、世界の最高峰がいわずと知れた
F1、その下にF3がある。国内の最高峰はフォーミュラ・ニッポン。そしてそのフォーミュラ・ニッポンの下には、フォーミュラ・トヨタやFCJ(フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン)などがあり、阿部選手はそのレースに出るための準備段階にいる。



061214abe1.png 阿部 光
ニックネーム:ひかる
産業能率大学経営学部1年
1987年6月5日生まれ。19歳
レーサー一家に育ち、物心ついたときからF1レーサーに興味を持つ。小学校6年から本格的にレース活動をはじめ、2000年3月プロデビュー。2004年には全日本のカート選手権で全日本ランキング5位に食い込むなど、F1レーサーになるための階段を着実に昇っている。

阿部選手のBLOG★
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コラム”ヒカル語録”
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〜職業病〜

"レーサーは一般道でも『飛ばし屋』になるのか?”という質問をよくされるという阿部選手。
「皆さんそう言いますけど、反対車線から車が来るのが怖くないですか?サーキット場で走ることを先に覚えたから、車は常に一方通行っていうのが当たり前だと思っていたんですよ。一般道って向こうから車が走ってくるじゃないですか!一般道では正面衝突が怖くてスピードが出せません。あと、信号待ちしてて、青に変わるのをまだかまだかと考えて、スタートダッシュの準備なんかもしちゃいますね。アクセルふかしたり、コナーワーク考えたり、一種の職業病かもしれません(笑)。」


〜一期一会”縁”〜

彼が最も大切にする言葉の一つに“縁”という言葉がある。 〜たった一度のチャンスを逃さないようにしたい〜「軽々しい気持ちでチャンスに挑むのではなく、何としてもチャンスを活かしたい。誰かと出会うのも“縁”だし、その“縁”を活かすかは自分次第。どんな“縁”でも大切にしたいといつも心掛けています。スポンサー探しの営業活動にしてもそうです。ダメもとで行って、契約が取れても取れなくてもそれが“縁”なわけであって・・・。 そこから学ぶものには、現在の自分にとって計り知れないものがあります。だから“縁”という言葉が好きなんです。」

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☆取材に協力して頂き、阿部選手が働くメリタスのショップ情報☆

◆店舗名:  レーシングショップ メリタス
◆営業時間: 11時〜21時
◆定休日: 水曜日
◆住所: 横浜市都筑区中川中央1-7-2
◆TEL: 045-914-6290
◆交通手段: 横浜市営地下鉄「センター北」


鈴鹿レーシングスクール(SRS-F)情報はこちら

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