ウェブマガジンTOP >ラフde特集 >2007年09月20日
ラフde特集

恋愛裁判 メールで愛は伝わるのか!?

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この法廷では、恋愛における正解・不正解……そんな答えの見えない問題にジャッジを下します! 今回のテーマは「メール告白」。傍聴席のアナタは被告と検察側、どちらの意見を支持するだろうか。果たして、判決はいかに!?

登場人物紹介
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裁判長

両者の意見を踏まえ、公正に判決を下す。

「愛はメールでは伝わりません!」と断固主張する被告人。
070913renai-hito1.jpg 國學院大学文学部4年生 ニックネーム: くじら
被告人

070913renai-hito2.jpg 上智大学文学部4年生 ニックネーム: グルマン・佐藤
弁護人

被告人の主張に異議あり!2人のアクの強い検察官。
二松学舎大学文学部4年生 ニックネーム: あおい 070913renai-hito4.jpg
検察官1 ♀

多摩美術大学美術学部大学院1年生 ニックネーム: どりる 070913renai-hito5.jpg
検察官2 ♂

<被告の起訴状>

「愛はメールでは伝わりません!」 と断固主張する被告人。「やはり男なら面と向かって思いをぶつけるべき。緊張感や空気を共有することで、自分の思いをリアルに汲み取ってもらえるのは、無機質なメールにはない醍醐味です」とあくまでも相手に直接伝えることに固執しているため、ここに訴追します!

<検察官の冒頭陳述>(「メール告白あり」派の意見)
(検察官1) あおい
愛を実らせるのに告白する手段は関係ありません。全てはその人の人間性次第です。
自分の思いが受け入れられるかどうかは、 人格的に魅力があるかどうかにかかっています。 告白される場合でもそれは同様です。どんなに感動的な告白をされたって、相手の普段の行いに誠実さがなければ、OKの返事は出さないでしょう?

<立証>(被告人告の意見に対する反駁)
(検察官2) どりる
愛はメールでは伝わらないと言いますが、自分の想いを整理して真摯につづれば効力はあるはずです。
もともと好きな人からの告白なら、直接だろうとメールだろうと嬉しいし、嫌いな相手なら「緊張感や空気を共有する」のすら苦痛になるでしょう。
どんなに自分の好意をわかってもらっても、受け入れられなければ無意味!
「直接」伝えなくてはならない理由はなんですか?反論があるならどうぞ。

<被告人質問>
(被告人) くじら
だって、メールだと顔が見えないから相手が本気なのかわかりにくいし……、
ましてや、本当に本人なのかすら確証がないじゃないですか!
誰がどんな気持ちで、どんな状況でそのメールを書いていても不思議じゃないです。別の人が書いた可能性もあるし、本人だとしても、飲み会なんかの集まりで、周りにそそのかされて送った、なんてこともありうるし…。

<検察官の論告・求刑>
(検察官1) あおい
普段のつきあいから、相手の性格や人格はある程度分かるはずです。
本当に他人がなりすましていたり、周りからそそのかされて書いていたりしたら、普段の相手の態度やメールの仕方などから比較して違和感がでませんか?
(検察官2) どりる
「怪しい」って思いますよね?
顔の見えないコミュニケーションが台頭している今、文面から相手のことを読み取るスキルは誰しも必要でしょう?

<弁護人の弁護>
(弁護人) グルマン・佐藤
異議あり!
文章の力を舐めちゃいけません。顔が見えないからこそ、テクニック次第でいくらでも、「もっともらしい」メールを打つことができるわけでしょう。
誰かになりすますことも、意中の相手の心を打つ文章を書くことも、文面次第では朝飯前ですよ。
言ってしまえば、男でも、男を落とすことだって不可能じゃないんです!
それになにより、やはり男としては直接思いを伝えて、男気を見せたいものです。告白とは一大イベントですからね!心血注ぎ込んで真剣さを伝えなくては……。
(検察官1) あおい
男の人はその「好きだ」という思いを伝えるだけで燃え尽きて、告白が終着点になりがちではないですか?
重要なのはその後です。告白はあくまで通過点の一つなのですよ。
普段から人間性を磨いて、めでたく思いが実った後も相手に真剣に向き合い続けることこそが、一番忘れてはならないことだと私は思います。
(裁判長)では被告人最後に言い残したことはありませんか?


<被告人の最終陳述>
(被告人) くじら
……たしかに検察の言うことも大いにあります。
前後のプロセスや信頼関係も大事だけど、告白は交際の重要なスタートラインなのだから、手を抜きたくなし、抜いて欲しくないです。
どんなに好きで魅力的な人でも、メールで告白してきたら僕は100年の恋も冷めてしまうかもしれません。
やっぱり直接言うのは一番勇気のいることだから、されたらメールよりも何よりも嬉しいです。


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主  文

メールでの告白は

あり とする


理由
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メールでの告白は、
「告白は交際の重要なスタートライン」とみなし
手を抜いている、告白においても後悔するだろう
と被告の発言にあった。

確かにメールで告白よりも直接言った方がもし告白に失敗しても、
伝える側には気持ちを全て伝えきったと感じ、後腐れ感がないであろう。

しかし被告が重点においているのは告白だけ、
ゴール地点が交際すると見受けられた。
メールでの告白はその場空気を共有しにくいと思われるが、それは価値観の違いである。

検察官1の発言にもある通り 恋愛は過程ではなくどうやってこれから交際していくかである。
片側の気持ちだけではなく、お互い二人の愛を育んでいくかが課題なのでその前の段階を最終地点にしてはいけない。

一番大切なものは人間性である。
具体的に言うとその人の誠実さ。
それを忘れてはならない。

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